2006年10月02日

ダンナ君の設計ノート・前編

ダンナ君が完成見学会へ向けて用意した設計ノート。

本日はこちらを紹介します。

原文のままのせるので、ダンナ君がこの家について、
また「家」そのものについて、いろんなことを考えながら
設計した様子が少しでも伝わればいいなあ、と思ってます。

文章が多いので面倒かもしれませんが
良かったら最後までお付き合いくださいね(^.^)

長くなるので2回に分けてのっけます。
時々私のつっこみが入ります(^_^;) 青文字がそう。

それでは今日もはじまりはじまり〜゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

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[設計ノート]

【基本コンセプト】

「シンプルモダンなデザインと明るい空間で機能的な家がいい!」
こんな要望を受けたことから始まったこの家の設計であった。

【基本構想】

「こんな感じで」と見せられた資料は、デザインに走りすぎて機能を
無視した住宅の数々の写真など。
とても生活のイメージができるものではない。

悪かったわねえ(;゚皿゚)でもこういうの素敵じゃないの。
ていうか、君も「嫌いじゃない」って言ってたじゃないの〜。


デザインを重視しすぎるとひどく扱いにくいものとなってしまう。
しかし、機能を重視しすぎると画一的な空間が形成されてしまう。
よく「ファッションは忍耐だ」という言葉を耳にするが、
毎日の安らぎの場が忍耐の場ではたまらないだろう。

私は「住宅は、生活の中心で主張するものではなく、生活に潤いを与える
空気のようなもの」と考えている。
主役はあくまでそこで生活する人々であり、建物はそれを演出し
そっと支える存在であるべきだろう。
そして、長く飽きの来ないシンプルなデザインかつ機能的という
命題の実現に取り組むこととなった。

テーマは

「光と風と透明感を演出する箱の家」 

である。

実はこんな壮大なテーマがあったようです・・・


【建物の外観】

外観はシンプルな箱型を譲れないとのことだったが、
雨仕舞いの悪い建物は建築物として失格である。
落ち葉などが多く飛んでくるこの地域では、
排水溝などはメンテナンスフリーに近づいたほうがいい。
よって陸屋根(屋上が水平な屋根)はNG。

片流れ屋根の三方に壁を立ち上げて箱とすることで水を切り、
デザインも満足させた。

象徴的なのは大きな一体型の窓と大きく跳ねだした2階部分と庇である。

1002庇.jpg

これは鉄骨造ならではのダイナミックな空間演出で、
直接日射量の調整などに重要な役割を果たしている。


【明るく開放的な空間】

リビングの南側に巨大な窓を設けることで明かりを最大限に取り込んだ。
夏の日差しを遮り、冬の日差しを取り入れるための庇の出を計算して
大きく張り出し快適な空間となるようにした。

窓は天井まで届くようにし、外部の庇天井を取り込んで錯覚を利用して
大きな空間に見せるようにした。
また、ガラスブロックを効果的に利用し、暗くなりがちな玄関部分にも
光が届くようにした。

0801玄関.JPG
おかげさまで明るい玄関です

内装や住宅設備は白を基調として透明感と開放感を演出している。


【動線の工夫】

生活の中心はリビングダイニングであり、階段もリビング内で
同一の空間を形成している。

間取りは家事動線を重視した間取りとし、キッチン・浴室・
ユーティリティ・勝手口・物干し場を最短に近い動線で繋いだ。

また、玄関からも直接ユーティリティにアクセスできるようにし、
袋小路とならない動線を形成した。

これにより、不明確となりがちな「表」と「裏」の空間を明確にし、
それらを効果的に繋ぐことができる。

実際に見ていただくと、この動線が主婦にとっていかに楽であるか
ものすご〜くよくわかると思います。
とにかく無駄な動きをしなくてよいのです。
体力のある若いうちはともかく、年をとって体がしんどくなってくると
この無駄のない動線はさらに活躍するのではないかと。


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いや〜、ツマが全然説明してなかったことがばんばん出てきましたねw
やはり専門家には専門家の考えがあるわけで。

自分自身のことを振り返ると、どうしても見た目や雰囲気に
流されやすい傾向があるのです。
結構女性ってそういうとこないですか?

でも、専門家としての視点で機能性を切り捨てることなく
雰囲気も充実させてくれたダンナ君には改めて頭が下がります。


本日はこのへんで。次回をお楽しみに♪(゚∀゚)


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posted by 魚座のあい at 11:11| Comment(7) | TrackBack(0) | 建築概要 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
基本構想、笑うトコじゃないのに大爆笑♪
「とても〜できるものではない」・・ダンナ君、手厳しいっ(笑)

とはいえ、少しずつ形を見続けてきた私、
振り返っています、今。
空間形成、エリア分け、デザイン、そしてそのパーツチョイスにも、
こうして様々な裏づけがあった事を、改めて感じます。
お疲れ様でした、ダンナさま♪

うーん。
ウチの自宅を建てた時には、こんな親切丁寧な設計ノート、存在すらしてないわ(笑)
かわいそっ、ウチのダーリン。
Posted by どれみ☆ at 2006年10月02日 20:59
>どれみ☆さん
そうなのよ!厳しいでしょ(-ω-;)
そんな言い方しなくてもねえ・・・いじいじ。

うちだって見学会をしなければ、こういうメモは夫の頭の中に
存在するだけのものだったでしょう。

でもこれ見て私も自分の家について勉強になりましたよ(^.^)
Posted by 魚座のあい at 2006年10月03日 11:29
何とな〜〜く、、な感じで設計している私・・
ご主人の「設計ノート」に敬礼でございます!

基本コンセプトから、構想、テーマ・・それに準じた緻密な構想の流れ・・
思慮深いご主人の・・、そして几帳面なお仕事ぶりが
滲み出ておりますね!!

また、そこかしこに表れる奥様への配慮・・・

再度、、敬礼!!
Posted by F.N at 2006年10月03日 11:49
>F.Nさん
なんとな〜〜く、なんてご謙遜。
冷静かつ明晰なF.Nさんのことですから、そんなことおっしゃっても
しっかりした考えや根拠のもとにお仕事されていると私は思います。

夫は私と同じ血液型なのですが、この几帳面さは何でしょうか?
どうしてこうも違うのか不思議でなりません。

しかしF.Nさんといいどれみ☆さんといい、
同業の方にこうやって評価していただくと
夫も大喜びでしょう(^.^)
Posted by 魚座のあい at 2006年10月03日 17:32
専門的な事は一切わからないのですが、
この設計ノートを通して、あいちゃんダーリンの人物像への
想像ふくらみまくりです。

理路整然とした語り口調=文系&設計の計算=理系、
つまり理系・文系両方OKで、妻への配慮は怠らない優しい君。
その上確かスポーツも万能だったはず・・(ボート部よね?)
超カッコイーんだけど〜!?
Posted by ハマダム at 2006年10月03日 19:39
なんかさ、このブログのはしばしであいちゃんのダーリンへの愛を感じるんだけれど、ダーリンの建築ノートからも、あいちゃんへの愛を感じるわ♪♪♪

最近、「ガラスブロック」に妙に反応する花子でした。思わず、「あっガラスブロック」と口走り触ってみます。傍からみると変人也。
Posted by 日本花子 at 2006年10月04日 07:09
>ハマダムさん
そっ、それは・・・(;゚Д゚)
理系まっしぐら〜、英語?国語?なんだそりゃ、な夫への
身に余るお褒めのお言葉、ありがとうございます。

いや、でもここまでいいイメージを持ってくださると・・・
う〜ん、本人には会わせられないっ(笑)
でも本人大喜びだと思います。

>花子さん
あら、そんな愛を感じられるところ、なんてあったかしら?
本人自覚なしなんだけど。
でもそうよね、99%は私の希望通りというすごい家だからねえ。
感謝しなくては。

私も最近、本屋で東北るるぶを手に取ったりしてて。
四国からは直行便がないので、ある意味北海道よりも遠い!んですけどね(^_^;)
その遠さがまた行ってみたい気にさせるのよねえ。
Posted by 魚座のあい at 2006年10月04日 10:22
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